★きょうかい12号は、浦霞の歴史
　　　　　　　        いま「令和」に復活。

■穏やかでほどよい米の旨味が調和した飲
み飽きのしない食中酒。「品格のある酒」
を目指して生まれたお酒です。
繊細な口当たりとマスカットを思わせる
爽やかな香り、心地よい酸味のある後口で
キレの良い味わい深さが特長です。


●アルコール度/15〜16度
●原料米/蔵の華
●精米歩合/55％
●日本酒度/＋2〜＋3
●酸度/1.6


    -浦霞と「きょうかい12号酵母」-

昭和24年より浦霞の酒造りを担った「南部杜氏
の至宝」平野佐五郎は、昭和27年の全国新酒鑑
評会で首席入賞を果たし、昭和35年より杜氏を
引き継いだ甥の平野重一も各種鑑評会で入賞を
重ね、浦霞は「吟醸蔵」として全国に名を馳せ
る酒蔵となりました。
昭和40年頃浦霞の醪より分離された酵母は、後
に日本醸造協会より「きょうかい12号酵母」
として登録、優秀な吟醸用酵母として全国の酒
蔵へ頒布されるようになりました。しかしなが
ら、酵母も生き物。きょうかい12号酵母は時間
の流れとともに酸を多く生産する酵母へと性質
が変化し、吟醸造りには不向きとなり、やがて
頒布も中止となりました。
浦霞の歴史は吟醸酒の歴史と重なります。優れ
た吟醸用酵母の故郷としての誇りは変わりませ
ん。時を経て、浦霞が蓄積した経験と技術によ
って「きょうかい１２号酵母」での酒造りを復
活し、新たな挑戦を始めます。